生殺し!の話

目の前で

ステキな物をみて

それを欲する心



みな

それを持っている。



人間にはそこに

お金という価値を設け

心と現実のギャップを作り、

時に快感を与え、時に絶望を与える。











本日言いたいこと

それは

「金がないもんだから欲しい服が買えん」

ということ。








古着屋さんで

物色していた本日。



秋物もソロリソロリと揃いだし

広がるオシャレ

口から漏れる「これカワイイ!」の発声



僕は知っている。

手元の財布には

小銭しか入っていないことを。

それを知ったうえで

古着屋さんに入店している。



なのに

目の前で展開される

楽園(パラダイス)

桃源郷(ユートピア)



掴もうとしても

それは煙のように揺れて消えゆく。



嗚呼、それは無情。



生殺しである。





お金を必死に稼ぐ。

こうして具現化された欲求不満で

改めてその必要性に駈られている。



お金は分かりやすい。

数字であらわれるのだから。






さあ、

生殺しにするくらいならば

いっそ殺してみるがよい。








自分で自分の胸を一思いに突き刺し、

ひとり輪廻転生

強くてニューゲームを始めてやろう。















ね。。