泣かないで!の話

舘ひろし













新入社員がやってきて

早1ヶ月半



先輩諸君は

いかがお過ごしでしょうか。







新人さんにとっては

地獄の期間だと思われるわけで、



生活には慣れたけど、

仕事は未だに覚えきれず、

されど「もういけるだろう」「任せるね」と

先輩からプレッシャーがかかり、

体力的にもキツくなってきた。





彼らは言う。

「仕事やめたい」













あぁ…

言っちゃった。












すぐ言っちゃう人が多い、

気がする。












かくいう私も

学生の頃、研究室がイヤすぎて

「やめてやる」「東京でマネジメントの仕事する」

とか

手当たり次第に言っていたから

気持ちが分からんでもない。

てか、よくわかる。






やめるって言ったら

ラクなんだよね。

すべてほっぽりだして

解放されるわけだから。



やめるって

口にするだけでも

なんかスッとするところはある。

実際にはやめれないけど。






だったら

めちゃくちゃ言ってやればいい。






そして

言っていたら

「え?なに?」って

話を聞いてもらえるような人が

きっと現れるから。





何が不満なのか?

何が不安なのか?

そして何がしたいのか?



やめるならやめるなりの理由を整理して

その人に納得させるようなプレゼンを

作ってみたらいい。





きっと作っているうちに

しょーもないことで怒っていたり、

あっさり解決したりするから。












必要とあらば

私が「その人」になるから。



考えがまとまらなくても

とりあえずしゃべってみな。。